大阪産業大学オキシライドプロジェクト

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2007年07月 アーカイブ

2007年07月04日

ロールバー製作日記

こんにちは村上です。今日は私が担当したロールバーの製作について報告します。ロールバーは、マシンが万が一横転してしまった時に、ドライバーの頭部を守る重要な保安部品です。
まず、型に合わせて型紙を作ります。非常にめんどくさい作業ですが、この型紙で手を抜くと、良いものができませんので時間をかけて、きっちりと作りあげます!

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次にさっき作った型紙に合わせプリプレグをカットします。今回はある程度の強度と軽量化を狙って、3Kのプリプレグを7層ほど積層します。
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次に、型に離型剤を塗ってプリプレグの積層を行います。
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最後にバックフィルムで包み真空にし、オーブンに入れて待つこと5時間・・・
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かっこいいロールバーの完成です!!
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モノコックの組み付け

こんにちは。長谷川です。6/18~6/27の間の作業からモノコックの組み付けを紹介します。ちなみにモノコックの語源は「ひとつの」を意味する「mono」と貝殻の「coque」です。「フレーム+ボディ」の構造ではなく、単一構造で応力を分散する方式です。
 

アンダーカウルに主要構造材を組み付けるにあたって、タイヤの部分をスパッツとして分離させ、スパッツの受けシロを作ります。
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主要構造材の取り付け位置とバルクヘッド、レッグサポート等の位置を調整します。また、ロールバーのアッパーカウルとの緩衝なども確認します。
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主要構造材とアンダーカウルを、カーボンクロスをレイアップし一体化させます。
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その他に、ダンパーマウント、バルクヘッド、ロールバー、レッグサポートなど部品も一体化させ「モノコック」にしていきます。
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垂直尾翼の製作

ボディ後部に取り付け直進安定性を高める部品が垂直尾翼です。デザイン的にもインパクトがあり重要なパーツです。まず、3D CADデータをもとに3次元切削機で石膏ボードを削ります。
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この表面に樹脂を塗り、雌型の完成です。
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完成した雌型に、プリプレグを積層していき、これまでに紹介したカーボンパーツの製作と同じくオーブンで硬化させます。
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そして完成です!!
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各部品の取り付け(走行装置編)

たくさんの応援メッセージありがとうございます。マシンもだいぶ出来上がってきました。昨日はモノコックに主要な走行部品の取り付けが終了して、手動ですが初めて動作チェックのために走行させました。今日はモノコックへのパーツの組み込みについて報告します。
モノコックが完成すれば、あとは車体に各部品を取り付けて車を組んでいきます。サスペンション、ブレーキ、タイヤなどの足まわりパーツ、操舵関係パーツなどを取り付け、地面に置ける状態にします。

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アッパーカウルの取り付けフックとキャッチの位置関係を調整します。
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手動で走行させ、低速でブレーキの作動や車体の不具合、干渉、車体剛性などをチェックします。
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2007年07月11日

各部品の取り付け(電気装置編)

走行関係のパーツのチェックが終了すると、今度は電気装置の取り付けに入ります。このマシンは、ホイールインモータを採用しています。まずはコントローラの配線等を取り付けます。

写真はステアリング周りの配線を取り付けているところです。ステアリングには、スロットルボリューム、リターダースイッチが取り付けられます。
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各パーツを装着後、学内の広場を使って走行チェックをしました。この時に電機系のチェックはもちろん、カウルの緩衝やカウルを乗せた状態での視界などもチェックします。
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次にデータロガーやスピードメーター関係の調整をします。
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そして最後に、シェイクダウンに向けて、学内で最終の走行チェックをしました。
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シェイクダウン( 前日)

7月7日は七夕の日であり、オキシライドプロジェクトのシェイクダウンの日でもあります。
前日の6日夕刻に、テスト会場に向け出発しました。

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出発当日、積み込みを終え出発を待つ間に降り出した雨に加え7日の降水確率90%という天気予報に、メンバーも短冊に願いを託します。
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須藤さんは自分の設計したマシンに願いを託します。
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2007年07月17日

シェイクダウン当日

前日の願いが通じたのか、予報とは裏腹に曇りというコンディションに。
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まずは須藤さんのドライブで、高速域での車体の動きをチェックします。
3回目の走行で高速走行チェックを行い、時速94kmをマークしました。今回は、片道1.2kmの直線コース4往復を3セット走行しましたが、コースの距離的なこともあり、時速94kmという結果になりました。これは今回のような往復コースでなく高速周路であれば、さらに高速度が望めるということです。
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しかし、今回のシェイクダウンで課題も見つかりました。1つはブレーキ容量の不足です。これは、現在大容量のブレーキロータに変更予定です。もう1つはハンドリング特性が若干クイックなことです。最高速度に挑戦するためには直進安定性が重要になってきます。ハンドリング特性がクイックというのは、コ ーナリング性能には有利ですが直進安定性には不利に働きます。
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松井君もマシンの感覚をつかむべくテスト走行に臨みました。
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2007年07月28日

カラーリング

いよいよマシンにカラーリングを施します。カラーリングは時間の関係もあり、カッティングシートを使用することになりました。

 今まで内部と同色だったマシンの外装に色が付くことによって、内部のコクピットやメカ類が際だって見えるようになりました。

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中央の方は、今回カッティングシート張りでお世話になったシールズコーポレーションの田辺社長です。
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